ミニ・レビュー
村治佳織のデッカ・レーベルのデビュー・アルバム。メイン・プログラムに武満徹の作品を持ってきたのは、彼女の意欲の表れに違いない。聴き慣れたビートルズの曲から繊細でみずみずしい音楽が流れてくる。彼女にとってもマイルストーンとなる作品だろう。
ガイドコメント
デッカ移籍第1弾。武満徹の「12の歌」抜粋や映画音楽などを中心に、スティングのバンドで活躍するドミニク・ミラーとの共演など、ギターの魅力を楽しめる意欲作。
収録曲
01「ギターのための12の歌」〜ヘイ・ジュード (武満徹)
02「ギターのための12の歌」〜ミッシェル (武満徹)
03「ギターのための12の歌」〜ヒア・ゼア・アンド・エヴリウェア (武満徹)
04「ギターのための12の歌」〜イエスタデイ (武満徹)
05ヒロシマという名の少年 (武満徹)
06不良少年 (武満徹)
07「エピタフィオス」〜第7曲 不死の水 (テオドラキス)
08「エピタフィオス」〜第4曲 わが星は消えて (テオドラキス)
09「エピタフィオス」〜第3曲 5月の日 (テオドラキス)
10「エピタフィオス」〜第6曲 きみは窓辺にたたずんでいた (テオドラキス)
11ヴェニスの謝肉祭による変奏曲 (タレガ)
12フェアウェル・トゥ・ストロームネス (P.M.デイヴィス)
13すべては薄明のなかで (武満徹)
14「ギターのための12の歌」〜オーバー・ザ・レインボー (武満徹)
15「ギターのための12の歌」〜ロンドンデリーの歌 (武満徹)
16ラスト・ワルツ (武満徹)
17悔いなき美女 (スティング/ミラー編)
18フラジャイル (スティング/ミラー編)
演奏
村治佳織,(5)(6)(17)(18)ドミニク・ミラー(G)