エルガー:ヴァイオリン協奏曲他　ハーン(VN) C.デイヴィス / LSO

ミニ・レビュー

このエルガーの作品は協奏曲といいつつも、その実体はヴァイオリンとオケによる連綿としたエレジーのように響く。しかしだからといって、終始ウェットにやられてはたまらない。ハーンの優しさ・クールさとデイヴィスの温かなサポートの均衡がいい。

ガイドコメント

ヒラリー・ハーンのグラモフォン移籍第2弾は、イギリス近代の代表的作曲家の2作を収録。音色の美しさと高度なテクニックで、すでに高い評価を得ている彼女の美質が十分に生かされた演奏。

チャート

TOWER RECORDS　クラシック　アルバム
2位（2004/7/26） ⇒ 4位（8/2） ⇒ 17位（8/9） ⇒ 4位（8/23） ⇒ 2位（8/30） ⇒ 6位（9/6） ⇒ 7位（9/13）

収録曲

エルガー:

01ヴァイオリン協奏曲ロ短調op.61

ヴォーン・ウィリアムズ：

02あげひばり～ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス

演奏

ヒラリー・ハーン(VN) サー・コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団

録音

(1)2003.10 (2)2003.12

アーティストおよび作曲家

ヴォーン・ウィリアムズ
作曲家。1872年英国ダウン・アンプニーのグロスターシャー生まれ。1958年没。ケンブリッジ大学とロンドン王立音楽院に学んだ後、ブルッフやラヴェルなどにも師事。20世紀前半のイギリス音楽ルネサンスを推進した重要な作曲家。イギリスの民謡とチュ……

ヒラリー・ハーン
1979年11月27日生まれ、米・ヴァージニア州レキシントン出身のヴァイオリニスト。83年にボルティモアへ移り、85年からクララ・ベルコヴィチの指導を受ける。10歳でフィラデルフィアのカーティス音楽院に入学し、ヤッシャ・ブロツキーに師事。9……

エドワード・エルガー
1857年生まれ。1934年没。英国の作曲家・オルガニスト。イギリス音楽を再興した重要な作曲家。オルガニストの父から手ほどきを受けるが、その後は独学で作曲などを学ぶ。作風はロマン派で、民俗的ではないが、いかにも英国的気品がある。……

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$[インタビュー]　文坂なの \$

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