ミニ・レビュー
安永徹&市野あゆみ夫妻が積み重ねてきたデュオ活動の精華。バロックからシュニトケに至るまでの幅広いレパートリーを、それぞれオーソドックスなスタイルで肌理細やかに再現する。知性と端正さと人間的な温かさが三位一体となった大人の音楽が楽しめる。
ガイドコメント
ベルリン・フィルのコンサート・マスター、安永徹は、ドイツの演奏伝統を伝える室内楽の名手でもある。彼が市野あゆみとともに収録した、89〜2003年のライヴ録音から選りすぐったベスト盤が登場。
収録曲
[Disc 1]
01ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ヘ長調op.5-4 (コレルリ)
02ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 (シュニトケ)
03ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 (バルトーク)
[Disc 2]
01ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調KV.379 (373a) (モーツァルト)
02ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第10番ト長調op.96 (ベートーヴェン)
03「5つの小品」op.81〜第3曲“ワルツ” (シベリウス)
04「5つのメロディー」op.35bis〜第3曲 (プロコフィエフ)
05「古い様式による組曲」〜第3曲“メヌエット” (シュニトケ)
06ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番ホ長調BWV1016〜第3楽章 (バッハ)
0712の歌op.21-7「ここは素晴らしい場所」 (ラフマニノフ)
録音
[1] (1)89.7 [1] (2) [2] (1)〜(5)97.7 [1] (3)95.8 [2] (6)2