ミニ・レビュー
オリジナル楽器による合奏団の草分け的存在だったコレギウム・アウレウムの演奏。作曲当時の演奏様式を忠実に再現しようとする今日の古楽器団体の演奏と比べると折衷的だが、そのふくよかでゆったりとした佇まいに心地良さを覚える人も少なくないはずだ。
ガイドコメント
第10番は演奏に50分以上を要する大曲で、コレギウム・アウレウムによる1回目の録音。第11、12番とともに、ピリオド楽器による自然で素朴な音色が、モーツァルト時代の祝典や社交の場を彷彿とさせる。
収録曲
モーツァルト:
[Disc 1]セレナード第10番変ロ長調KV.361(370a)「グラン・パルティータ」[Disc 2]
01セレナード第12番ハ短調KV.388 (384a)「ナハトムジーク」
02セレナード第11番変ホ長調KV.375