ミニ・レビュー
森俊之との(1)は、定番調のソウル/ファンクの見事な咀嚼ポップ曲。間宮工との(2)は、淡々としたフォーキー・ポップ。そして、同じく間宮との(3)はホール&オーツの有名曲(ポール・ヤングほか)のカヴァーで、スガの魅力が横溢したフォーキー・ソウル曲になった。
ガイドコメント
スガ シカオ流サマー・ソングとも言うべき、ライヴ向けのアップ・テンポなナンバーをシングル・リリース。C/Wはミディアム・ナンバーの「アーケード」と、ホール&オーツのカヴァー「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」を収録。
収録曲
01クライマックス
“ふられてしまう”というドラマの“クライマックス”のような状況にたたされ、ドラマの主人公になりきって悲しみから立ち直ろうとする失恋ソング。フュージョン調のアッパーなサウンドが、酷な状況を精一杯明るくしようとしている。
02アーケード
哀愁のあるメロディと夕陽のようなせつないヴォーカルが織りなすミディアム・バラードは、恋がうまく動き始めた男女の心の高鳴りを描いたもの。成就しない恋愛ソングを得意とする彼らしからぬ、スウィートな一曲。
03エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ (シカ★タク (SHIKAO SUGA&TAKUMI MAMIYA))
16thシングル「クライマックス」カップリング曲。ホール&オーツの有名曲を、元ちとせの作編曲なども手がけるギタリスト、間宮工との「シカ★タク」名義でカヴァー。フォーキー・ソウルな仕上がりがカッコいい。