ミニ・レビュー
70年代にRCAに録音し、一世を風靡した世界のトミタ。原曲を尊重しながらも、しかつめらしくなく、ユーモアを交えた音作りは、今聴いても楽しい。人の声(コーラス)のようなサウンドがうまく使われている。「はげ山の一夜」が特に面白い。
ガイドコメント
75年発売の第3作。より大胆なアレンジと、シンセサイザーならではの多彩な音色で、「火の鳥」の物語性を見事に描いた。“音によるビジュアル化”を達成した傑作のひとつ。
収録曲
01バレエ組曲「火の鳥」 (ストラヴィンスキー/冨田勲編)
02牧神の午後への前奏曲 (ドビュッシー/冨田勲編)
03交響詩「はげ山の一夜」 (ムソルグスキー/冨田勲編)