ミニ・レビュー
吉田恭子の2年ぶりの録音は、ヘップバーン・メドレーなどのユニークな作品を含む魅力的な小品集だ。どの曲も自分の感じるままに素直に演奏していて、普段着的な親しみやすさがある。そのナチュラルさを失うことなく、彼女独自のスタイルを築いてほしい。
ガイドコメント
メンデルスゾーンの協奏曲に続く2年ぶりのアルバム。誰もが知っている有名曲から、高度の技巧を駆使する華麗な作品、知られざる佳曲、ヘップバーン主演映画音楽集など、楽しい選曲だ。
収録曲
01なつかしきウィーン (ゴドフスキー)
02ロマンス (エルガー)
03「2つの性格的なマズルカ」〜オベルタス (ヴィエニャフスキ)
04愛の喜び (クライスラー)
05愛の悲しみ (クライスラー)
06「セヴィリャの理髪師」〜フィガロ (ロッシーニ/テデスコ)
07オールド・リフレイン (ブランドル)
08エストレリータ (ポンセ)
09ユーモレスク (ドヴォルザーク)
10金髪のジェニー (フォスター)
11「嘆きのプレリュード」〜ラヴ・フォー・ラヴ (コルンゴルト)
12ヘップバーン・メドレー:イントロダクション〜踊り明かそう (マイ・フェア・レディ)〜メイン・テーマ (シャレード)〜魅惑のワルツ (昼下がりの情事)〜ムーン・リバー (ティファニーで朝食を)