ガイドコメント
シングル「青いベンチ」のヒットで知られる埼玉の2人組、サスケの1stアルバム。ストリートやインストアでのライヴを繰り返して培った“唄”の実力がたっぷり詰め込まれた渾身作だ。
収録曲
01Smile
満員電車に揺られ、人に足を踏まれ、何処にも「居場所」を見つけられない毎日に疲れた時に、「やっぱり笑顔が君には似合うから」とまっすぐに勇気付けてくれるナンバー。
02紫陽花の詩
紫陽花の咲く季節、突然の通り雨に濡れた“君”の夏服、雨宿りする彼女の笑顔。抱き締める決心がつくまで雨が降り続くよう祈る主人公を通し、純粋で若く、ただただ無力だった昔を思い出す“青春”を象徴する一曲。
03明日には笑えるように
サスケらしい爽やかなギターと美しいハーモニーが活きたポップな作品。「明日には笑えるように、さぁ 頑張っていこう」という前向きなメッセージが優しい風のように体を包み、背中を押してくれる。
04雨の遊園地
別れた恋人との時を戻したいと歌う声とピアノは曇り空のよう。徐々に物悲しい音色のギターが被さっていくと、雨が降り出した感覚を覚える。最後に夕日が照らし、前向きに進んでいくまでを丁寧に表現した作品だ。
0512月のリング
付き合って一年の記念日を指折り数え、事前に買っておいたシルバーのリングを渡す日を心待ちにする、そんな男の子の純粋な気持ちを描いた楽曲。こんな風に想われたら幸せなのにと願う女の子続出のキラー・チューン。
06青いベンチ
2000年に結成、大宮駅でのストリート・ライヴを中心に活動していたギター&ヴォーカル・デュオ、サスケ。彼らの全国的大ヒットを記録した1作目。昔の恋人に好きともっと伝えれば良かったと歌う切ないナンバーだ。
07旅立つ君へ
恋愛ソングのイメージが強いサスケだが、こういった夢に向かう前向きさを信じる応援歌こそ、彼らの歌の力強さを実感させる重要作品といえる。「負けるな 負けるな」というメッセージがシンプルゆえに強く響いてくる。