ガイドコメント
言葉の意味よりも、語感やインパクトを重視した“へんてこ語”で歌われるキャッチーなパンク・サウンドを聴かせるB−DASH初のベスト盤。ライヴでの人気曲「炎」やヒット・シングル「ぽ」「平和島」などを収録。
収録曲
[Disc 1]
01炎
02ちょ
泣きのコード進行でメロディックなAメロに、GONGONの爽快なヴォーカルが映える一曲。サビのスピード感とキャッチーなフレーズ使いはさすが。サビ前のブレイクやフィルも気持ちがよく、これぞまさにB-DASH節。
03平和島
結成直後から存在していたというこの曲は、彼らの育った「平和島」がタイトル。のんびりと、ほのぼのとしたギターのイントロや、リアルな素顔が垣間見えてしまうちょっと生々しい歌詞が印象的な曲。作詞はGONGONの実弟SOTAが担当。
04SECTOR
重みのある、攻撃的な印象のイントロと、多少こぶしのまわった歌い方や日本的なメロディとのギャップが面白い。途中突然出てくる歌詞はものすごくセンチメンタルでキュンとさせつつ、巧みなリズム展開でどんどん曲の表情を変える。
05ENDLESS CIRCLE
06人造ライダーイマーン
タイトルは思いっきり“特撮もの”を彷彿とさせるが、実際は「ハットリくん」のような日本的要素を含んだ、どこか懐かしい一曲。「山越え 谷越え 今日も行く」ライダーイマーンは、自然が大好きで緑を守るために存在するらしい!?
07ROOF TOP
08Water Pow
09やまびこ
10野球
甲子園の応援団を思わせる、歯切れのいいギターとスネアのカウントで始まり、突然ハードコアチックな低音で歪んだギターから、メタルのようなリフへ繋がる。ベースも低音でうねるように鳴り、時折みせるデス声でのシャウトや掛け合いが新鮮。
11メロディック本門寺
高速ラップとスピード感あふれるサビが何とも気持ちのいい一曲。オリジナル感満載の「デタラメ語」の中でもより英語っぽく聴こえる歌詞と、耳に残るキャッチーなメロディがあいまって、より爽快感を感じさせる仕上がりになっている。
12情熱の若竹公園
13目覚めよニッポン!
ウォーキング・ベースも、キレてるスネアも、デス声の「ドイ!」もすべてがいい緊張感とともに疾走する。途中レゲエ部分でビートが止まるのに不思議と統一感を感じさせる。爽快な高速メロコア・ナンバー。
14Go my friends
15KIDS
これぞキッズのための応援歌。照れ隠しにも思える英語歌詞に込められたメッセージは、とってもポジティヴで、思わず拳を突き上げたくなるはず。キャッチーなメロもぴったりはまっている。
16ホホイ
17愛するPOW
大ヒット・アルバム『ぽ』に収録され、ライヴでもお馴染みの曲。彼らの歌でこんなにストレートに「愛する」だなんて聴くとちょっと照れちゃうけど、ほんのちょっぴり哀愁漂うサビのメロディがしっくりハマッて切なさを増幅させる。
18烈風さん
西海岸のメロディック・パンクを思わせるスタイリッシュなイントロだけど、実は学校にいるときはしっかり着替えてしまう、ちょっとかわいげのある不良の歌。「歩くときにはバボッと広げるぜ」なるフレーズが、どうしても頭から離れない。
19MI・SO・SHI・RU
20情熱たましい
珍しくしっかりとした日本語歌詞のついたナンバーで、抜けるような青空がよく似合う爽やかなメッセージ・ソング。スピード感のある抜群のメロディ・センスはさすが。
21Race Problem
尖ったギターとハスキーなGONGONの声がハマリ過ぎのイントロも、曲全体のスピード感も、全部が気持ちいい。2分足らずという短い時間の中で、ちゃんと計算された気持ちよさで駆け抜けるキラー・チューン。
22フーファイ
[Disc 2]〈DVD〉渋谷GIG-ANTICで行われたプレミアムライブ