ミニ・レビュー
アコーディオンにヴィオラという楽器の音の魅力を知悉した仕掛け満載。耳の関心と知的興味を両立させ、じっくりと音の深みに引き込んで聴く愉しみを満たしてくれる津々脱帽の逸品。古楽で蒼色に染まりアコーディオンで情動惻々相貌を変えるバッハ。うーむ。★
ガイドコメント
日本を代表する奏者2人による共演第2弾。ヴィオラとアコーディオンの響きはヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンにも似て、バロック以前の作品を絶妙に奏でる。バッハのパルティータ第3番では今井がヴァイオリン独奏(!)を披露。
収録曲
01モテット第23番 (マショー)
02ロンド第14番 (マショー)
03イタリア協奏曲BWV971 (バッハ)
04仲間達よ、ただちに (イザーク)
05運命に立ち向かい (イザーク)
06無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番BWV1006 (バッハ)
07ラクリメ (涙のパヴァーヌ) (ダウランド)
08私の過ちを、彼女は許してくれるだろうか (ダウランド)
09もしも、私の受けた苦しみが (ダウランド)
10ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ第1番ト長調BWV1027 (バッハ)
11「マタイ受難曲」〜汝が道と、汝が心を/わが心の切なる願い (バッハ)