ミニ・レビュー
(1)は、TBS系『こちら本池上署』主題歌というのが不思議なくらい、スタイリッシュな一曲。シングルながら、「スターティング・オーヴァー」のカヴァーや、「ヒットチャートをかけぬけろ」などのライヴ・ヴァージョンが収録され、かなりおいしい!
ガイドコメント
アッパー・チューン「クライマックス」に続くニュー・シングル。タイトル曲は哀愁感漂うメロディが際立つミッド・テンポ・ナンバーだ。カップリングにはジョン・レノンのカヴァーを収録。
収録曲
01光の川
誰にでも日常的に起こりうるような感情を独特の言葉で表現する、スガシカオらしい楽曲。過去の恋愛を密かに引き摺っている男の心象風景を、スガシカオならではと言うべき視点でえげつなくえぐり出している。
02 (JUST LIKE)STARTING OVER
ジョン・レノンの名曲をカヴァー。スガの甘いハスキー・ヴォイスが、美しいメロディにぴったり。柔らかなキーボードの音とゆったりとした打ち込みのビート音がハマっている。17thシングル「光の川」カップリング曲。
03ヒットチャートをかけぬけろ (Live Version)
記念すべきデビュー・シングル曲のライヴ・ヴァージョン。オリジナルと違いホーンの響きはないものの、迫力あるギター・ソロやスガシカオのソウルフルな歌声は、聴きごたえ十分。ライヴならではの熱気を楽しめる。
04あだゆめ (Live Version)
6thアルバム『SMILE』に収録されている「あだゆめ」のライヴ・ヴァージョン。ツアー・バンド・メンバー、森俊之のキーボードさばきも鮮やかなファンキーなナンバー。スガの優しさと情熱を併せ持った歌が最高。