ミニ・レビュー
同名アルバムとシングルが同時に1位となったデビュー曲(9)からヒット曲(1)まで、6年間の活動の粋を集めたベスト。1枚のポップ・アルバムとしてもまとまりのある仕上がりだ。まだ21歳にして結婚とベスト発売。公私にわたって区切りをつけ、次はどこへ行こうとしているのか。
ガイドコメント
98年に「ベイビー・ワン・モア・タイム」でデビューし、瞬く間にトップ・アーティストとなったブリトニーの、デビュー後6年の軌跡を辿るベスト・アルバム。ヒット曲満載で、入門編にも最適だ。
収録曲
01MY PREROGATIVE
ボビー・ブラウンの名曲にブリトニーが挑戦した一曲。オリジナルよりもイケイケなアレンジがホット。「みんなあたしのことエッチだっていういけど、そんなの気にしないわ!」なんて歌って意味深すぎ。
02TOXIC
スチュワーデス姿のコスプレと、半裸で踊るセクシーで小悪魔なPVが話題となったブリトニーお得意のアッパーなダンス・チューン。意外なことに本作が彼女のグラミー賞初受賞作品ともなった。
03I'M A SLAVE 4 U
近年では自身のユニット、N.E.R.Dとしてもお馴染みのプロデューサー・チーム、ネプチューンズがプロデュースしたブリブリのダンス・ナンバー。新たなプロデューサーを起用し、実験的なサウンドに挑戦している。
04OOPS!... I DID IT AGAIN
かつてのマドンナをも連想させる、アイドルからアーティストへの変革期にリリースされた大ヒット曲。小悪魔的なかわいらしさを強調した甘いヴォーカルと、けだるいビートで独自の世界観を構築した初期の代表曲。
05ME AGAINST THE MUSIC
ポップ・アイコン番長マドンナとの師弟(?)超豪華コラボ曲。いつものブリトニーよりもUK風味な仕上がりで、マドンナの「可愛がってはあげるけどまだ譲らない」姿勢が熱い。
06STRONGER
07EVERYTIME
映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のビョークを手がけたガイ・シグスワースが全面的にバックアップした名曲。死と再生をテーマにしたようなスキャンダラスなビデオも話題に。
08...BABY ONE MORE TIME
世界のポップ・アイコン、ブリトニー・スピアーズの1stシングル。大スターにふさわしく、ビルボードのシングル部門で1位を獲得。ビートのシャープさよりもブリトニーの歌声が強調されるアレンジが特徴的。
09(YOU DRIVE ME) CRAZY
10BOYS
11SOMETIMES
12OVERPROTECTED
通算3枚目のアルバム『BRITNEY』からのヒット・シングル。アダルトな空気感をたっぷりとはらんだマイナー・ビートの楽曲だが、テンポよくビートに乗った、若干走り気味とも言える歌声が転がるように響く。
13LUCKY
14OUTRAGEOUS
15DON'T LET ME BE THE LAST TO KNOW
16BORN TO MAKE YOU HAPPY
17I LOVE ROCK'N'ROLL
アラン・メリル作、ジョーン・ジェットがヒットさせたナンバーのカヴァー。オリジナルもかなりのキラー・チューンですが、ロドニー・ジャーキンスをプロデューサーに迎え、タダゴトではない仕上がりに。
18I'M NOT A GIRL, NOT YET A WOMAN
ブリトニーの初主演映画『ノット・ア・ガール』の主題歌。大人の女性への憧れや少女独特の“背伸び”を描いたリリカルな詞にも注目したい大人風味なバラード。たまにはこんな彼女もステキ。
19I'VE JUST BEGUN (HAVING MY FUN)
20DO SOMETHIN'