ミニ・レビュー
人気ソプラノ歌手・鈴木慶江の参加で話題の「第九」である。オケの響きがソフトで明るく、重心があまり低くないために全体的には柔和な仕上がりだが、4楽章は若いソリスト陣と合唱の気迫で熱く盛り上がっている。鈴木のノーブルな美声の貢献度も高い。
ガイドコメント
人気ソプラノ歌手、鈴木慶江が2003年10月にスロヴァキアを訪れ、ソリストとして第9の録音に参加。当地の定評ある合唱団や若手実力派ソリストとともに、第9を感動的に歌い上げている。
収録曲
●ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」
演奏
林千尋指揮 スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団 スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団 鈴木慶江(S) テレジア・クルツィアコヴァ(MS) トマス・ユーハス(T) ヤン・ガラ(BS)