ガイドコメント
約2年ぶりとなる33枚目のオリジナル・アルバムは、彼女ならではの映像的な歌詞が紡ぎ出す10篇の恋物語と、イタリア映画を彷彿させるサウンドが絶妙に融合。カラフルでレトロな傑作だ。
収録曲
01-Prologue-
02太陽の逃亡者
03恋の苦さとため息と
04Choco-language
「Choco-language」とはユーミンが作った造語で“チョコレート・ランゲージ”の略。まるでフレンチ・ポップスのような優雅さを持った極上のポップスで、高級チョコのような佇まいで大人を魅了する傑作。
05水槽のJellyfish
長く続く失恋の喪失感が時間の感覚を忘れさせてしまう……。そんな様子を“クラゲ=Jellyfish”に例えたユニークなナンバー。ちょっと風変わりな曲だが、絶望感や疎外感がリアルに伝わってくる。
06灯りをさがして
07永遠が見える日 (album version)
映画『天国の本屋〜恋火』のためにユーミンが書き下ろした楽曲。70年代の米ウエスト・コースト〜AORを感じさせる甘酸っぱいナンバーに仕上がっていて、往年のファンにとっては、まさに大歓迎の一曲。
08Summertime
09ひまわりがある風景
10Invisible Strings
ユーミンとは荒井由実時代から縁のある不二家のCMソングとして書き下ろされたナンバー。同じく、不二家のCMに提供した名曲「やさしさに包まれたなら」が、そのまま大人になったような雰囲気を持つ逸品。
11霧の中の影