ミニ・レビュー
ライトハンド奏法にツー・バス・ドラミングが疾走感満載に襲いかかる、まさにこれぞ正統派ヘヴィ・メタル・サウンド。だけど歌詞では、そば屋の悲哀を描写。楽曲の質は、メタル・ファンなら狂気乱舞。でも三枚目な表情で迫り来る……その微妙さ加減がたまらない。
ガイドコメント
新メンバーとなり、2004年7月末から活動を再始動させたナニワのバカテク・へヴィメタ・バンド。ライヴではすでにおなじみとなっている、サビメロ抜群のナンバーをシングル化。
収録曲
01出前道一直線
02Hold On To The Fire
新生SEX MACHINEGUNSの第1弾シングル「出前道一直線」のカップリング曲。ニューヨーク・レコーディングの成果が反映された重厚なサウンドが特徴で、“さりげなく技巧派”というテーマにふさわしく、ツイン・ギターが見事なテクニックを披露している。ギターのカッコよさ中心に聴くのもいいだろう。
03Bargain Sale
激しいドラムが印象的なこの曲は、タイトルどおり、デパートのバーゲン・セールで繰り広げられる“女同士の凄まじい闘い”について歌われている。TVのニュースで観るバーゲン・セールの凄まじい光景に、これほどピッタリの曲もないだろう。TVの制作スタッフには次回からBGMとして使うことをおすすめしたいもの。