ミニ・レビュー
2003年あたりから急激に知名度をアップしてきた4ピース・バンドによる、3曲入りマキシ。ヒリヒリとした緊張感をたたえたビートとサビで一気に解放されるメロディがガッチリと一体化した「Missing」は彼らの音楽的魅力がしっかりと凝縮されたロック・チューン。
ガイドコメント
2004年5月の1stフル・アルバム以来のリリースとなる4thシングル。ツアーや夏のフェスで勢いあふれる音を披露した彼らが、並のパンク・バンドでないことを本作で証明している。
収録曲
01Missing
ブリット・ポップを彷彿させるギター・リフから一気に爆発する音のノイズ。彼らの勢いをよく反映した一曲。ヴォーカルの力強い歌声からは同世代を代表するスポークスマンとしての確信が感じられる。
02TV Maniacs
すべてのフラストレーションを歌詞のごとく後ろへと追いやる疾走感とパワー。ネイティヴ?と思ってしまうヴォーカルの自信にあふれた歌声はまさにスーパーソニックな一曲。
03The Autumn Song
“オータム” という単語 を選ぶところに彼らの言葉へのこだわりを感じられる一曲。疾走感の中にも“愛を失う喪失感” を意識させる抒情詩的なメロディになんともいえない感慨があふれている。