ミニ・レビュー
シャハムが自ら立ち上げたレーベルからの第2弾はプロコフィエフ。まろやかな美音を駆使して諧謔味あふれる旋律も颯爽と弾きこなし、非常に聴きやすい演奏に仕立ててしまうシャハムの腕前はさすがだが、作曲家特有の“毒気”がややスポイルされてしまった感も。
ガイドコメント
ドイツ・グラモフォンから独立して、自分のレーベルを作ったギル・シャハムの、同レーベルからの第2弾。前作同様、一夜のリサイタルを想定してのプログラミングで、作曲家の魅力をじっくり味わえるコンセプトだ。
収録曲
プロコフィエフ:
01行進曲op.12-1 (ハイフェッツ編)
02ヴァイオリン・ソナタ第1番へ短調op.80
03「ロメオとジュリエット」〜仮面 (ハイフェッツ編)
045つのメロディーop.35
05「3つのオレンジへの恋」〜行進曲
06ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調op.94