エリック・クラプトン / セッションズ・フォー・ロバート・J [デジパック仕様] [CD+DVD]

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エリック・クラプトン / セッションズ・フォー・ロバート・J [デジパック仕様] [CD+DVD]
CD
ミニ・レビュー
ロバート・ジョンソン作品をモチーフにした第2弾。DVDには興味深い内容満載のインタビューが収録されている。ジョンソンを語る時のクラプトンの何と真摯なことか。映像で鑑賞すると、クラプトンが現在もギター、歌ともに進化していることが理解できる。
ガイドコメント
『ミー&Mr.ジョンソン』未収録だったロバート・ジョンソンの曲を様々なシチュエイションでライヴ録音した音源を収録したスペシャル盤。DVDには97分にも及ぶライヴ映像を収録と、まさにコレクターズ・アイテム。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    14位 (2005/1/24)  ⇒  24位 (1/31)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    7位 (2005/1/24)
  • TOWER RECORDS ロック&ポップス アルバム
    3位 (2005/1/24)  ⇒  12位 (1/31)
収録曲
[Disc 1]
01SWEET HOME CHICAGO
ブルース・クラシックというよりもむしろシカゴのご当地ソングとして有名なスタンダード曲。ミディアム・テンポのシャッフル・ビートに乗って、クラプトンが歌うストレートなカヴァー。彼の歌声もバンドの演奏も快調。もちろんギター・ソロもたっぷりと楽しめる。
02MILKCOW'S CALF BLUES
ロバート・ジョンソンらしい不埒な表現が楽しい名曲。ZEPばりにヘヴィだった『ミー&Mr.ジョンソン』収録ヴァージョンほど重くはないが、基本的な構造はほとんど変わらない。あの重さも捨て難いが、より自然体でのこちらのフレキシブルなアプローチも魅力的。
03TERRAPLANE BLUES
ロバート・ジョンソンが遺した最も有名な曲のひとつ。ドブロ・ギターとアコースティック・ギターによる軽やかなカヴァーだが、原曲の魅力がダイレクトに味わえる魅力的なヴァージョン。クラプトンのアコギとドイル・ブラムホールIIのドブロとの絡みが絶妙。
04IF I HAD POSSESSION OVER JUDGEMENT DAY
ミディアム・アップのシャッフル・ビートに乗って、クラプトンとブラムホールのツイン・スライド・ギターが唸りをあげる。原曲が下敷きにしていると思われる「ローリン・アンド・タンブリン」をベースにした解釈。ガッツのあるリズム主体の演奏が楽しめる。
05STOP BREAKIN' DOWN BLUES
女には不自由しなかったというロバート・ジョンソンの性生活を想像させる名曲。ミディアム・アップのシャッフル・ビートに乗って、クラプトンは鷹揚な態度で軽やかに歌ってみせる。ピアノとオルガン、そしてスライド・ギターが彩るリズム主導の演奏が魅力。
06LITTLE QUEEN OF SPADES
エレクトリック・ギターとオルガンが唸りをあげるスロー・ブルース。スローだからこその集中を要求される曲のため、サウンドのテンションは高い。ビリー・プレストンのオルガン・ソロも好演だが、終盤のクラプトンの気合いの入ったギター・ソロも聴き逃せない。
07TRAVELING RIVERSIDE BLUES
クリーム時代の「クロスロード」の原曲のひとつであり、「レモン搾り」の歌詞でも知られている名曲。タイミングが難しいリフが先導するバンド・サウンドに乗って、クラプトンのヴォーカルとギター・ソロが堪能できる。脇役のスライド・ギターも効いている。
08ME AND THE DEVIL BLUES
ギターのテクニックと引き換えに悪魔に魂を売ったという伝説を象徴する名曲を、クラプトンのアコギとドイル・ブラムホールIIのドブロのみでカヴァー。この曲を歌うこと自体がロバート・ジョンソンとの霊的交信であるかのようなヴォーカルを聴かせてくれる。
09FROM FOUR UNTIL LATE
「女はタンスみたい」という秀逸な比喩が飛び出す名曲を、クラプトンのアコギとドイル・ブラムホールIIのドブロのみでカヴァー。適度にレイドバックした心地よいフィーリングの歌と演奏が聴ける。クラプトンの歌声にはロバート・ジョンソンの木霊が潜んでいる。
10KIND HEARTED WOMAN BLUES
ロバート・ジョンソンの魂が乗り移ったかのようなクラプトンのヴォーカルが堪能できるスロー・ブルース。クリス・ステイントンのピアノ・ソロに続いて、クラプトンの火を吹くようなギター・ソロも聴ける。予定調和ではあるものの、終盤の盛り上がりはやはり圧巻。
11RAMBLIN' ON MY MIND
男たちを旅に誘うロバート・ジョンソンの名曲をアコースティック・ギターの弾き語りでカヴァー。ボトルネックの響きが心地よい。時を超えてジョンソンの歌声の木霊と重なるようなクラプトンのヴォーカルが素晴らしい。バンドも良いが、弾き語りヴァージョンも秀逸。
[Disc 2]〈DVD〉〈ツアー・リハーサル〜ロンドン〉
01カインド・ハーティッド・ウーマン・ブルース
02ゼイアー・レッド・ホット
03ヘル・ハウンド・オン・マイ・トレイル
04スウィート・ホーム・シカゴ
05ホウェン・ユー・ガット・ア・グッド・フレンド
〈クロスロード・コンサート・リハーサル〜テキサス〉
06ミルクカウズ・カーフ・ブルース
07イフ・アイ・ハッド・ポゼッション・オーヴァー・ジャッジメント・デイ
08ストップ・ブレイキン・ダウン・ブルース
〈ロバート・ジョンソンがレコーディングしたスタジオ〜ダラス〉
09テラプレーン・ブルース
10ヘル・ハウンド・オン・マイ・トレイル
11ミー・アンド・ザ・デヴィル・ブルース
12フロム・フォー・アンティル・レイト
13ラヴ・イン・ヴェイン
〈ホテル・ルーム〜サンタモニカ〉
14ランブリン・オン・マイ・マインド
15ストーンズ・イン・マイ・パスウェイ
16ラヴ・イン・ヴェイン
〈その他〉
17リトル・クイーン・オブ・スペイズ
18トラベリング・リバーサイド・ブルース
19インタビュー/オフショット映像等
仕様
デジパック仕様
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳
アーティスト
  • エリック・クラプトン
    1945年3月30日生まれ、英・サリー州リプリー出身のミュージシャン。本名はエリック・パトリック・クラプトン。ジェフ・ベック、ジミー・ペイジと並ぶ“世界三大ロック・ギタリスト”と称される。63年のヤードバーズを皮切りに、ジョン・メイオール&……
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https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
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