ミニ・レビュー
アーノンクールの快進撃は続く。表現は大容量のオケのサウンドを十全に推し量るようにヘヴィで重層的。とりわけ全開させた金管の充実感、終楽章のフーガの壮大さには目を見張る。新たなブルックナー演奏の地平が切り開かれていくような演奏である。
ガイドコメント
ブルックナー・チクルスの第6弾。独自のブルックナー像を提示してきたアーノンクールの、75分に及ぶリハーサルが特典ディスクとして付いた。ブルックナーの中に革新性を読み取るアーノンクールの注目の1作。
収録曲
[1]〈SA-CDハイブリッド〉●ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調WAB105[2]ブルックナー:交響曲第5番のリハーサル風景
演奏
ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団