間奏部のサックスの音色が、チェッカーズへの愛で満ちあふれている卒業ソング。ジャニーズ系アイドルの曲をカヴァーしたといわれれば、そのまま信じてしまいそうなほどによくできているこの曲は、“××風”なんてレベルを軽く超越した見事なパスティーシュ・アイドル・ポップス。恐れ入るほどの突き抜けぶり。

イントロのサックスがあまりにもチェッカーズなこの曲は、千葉ロッテマリーンズの2005年度イメージ・ソング。ジャニーズ的な元気いっぱいムードや、いかにも野球チームのイメージ・ソングらしい要素を、こうも巧みに楽曲化し、おまけにそれらをチェッカーズ的世界で包んでみせる手腕は、かなりのセンス。アイドル・マニア必聴。