ミニ・レビュー
骨太なベース・ラインが体の深い部分をノックする、きわめて高品質なトラックに乗るのは、未来に向かうワクワク感をダイレクトに伝えるリリック。濃厚なグルーヴを生み出すラップ、ソウルフルなヴォーカルを含め、2005年のAIの絶好調ぶりが伝わるマキシ・シングル。
ガイドコメント
邦人としては初めて韓国KBSドラマ『快傑春香(チュンヒャン)』の挿入歌を担当したりと話題のつきないAIのニュー・マキシ。タイトル曲はなんと映画『クレヨンしんちゃん』の主題歌に決定。キュートな書下ろし曲だ。
収録曲
01Crayon Beats
劇場版『クレヨンしんちゃん』主題歌ゆえリリックにも子ども的視点が散見。が、トラック自体はあくまで純正R&B仕様。劇場で多くのチビッコがこの曲を聴いたことを考えると、日本のR&B界の10数年後の風景が楽しみになる。
02Summer Breeze
1stアルバム『ORIGINAL A.I.』収録曲「SUMMER TIME」のスロー・ヴァージョン。タイトル通りの爽やかな曲調、沈み行く太陽を恋人と眺めるロマンティックな詞は、付き合い始めたばかりの恋人向きの内容。
03Crayon Beats (Instrumental)