ガイドコメント
同タイトルのTBS系ドラマのオープニング・テーマとなった、クレイジーケンバンドのシングル。名フレーズ「俺の俺の俺の話を聞け!」でも有名な、横須賀を舞台に横山剣が男の友情を熱く歌いあげた傑作。
収録曲
01タイガー&ドラゴン
02ヨコスカン・ショック
基地の町、横須賀の混沌とした様相がスロー・ファンクで描かれる。その土地の空気をあざやかに歌に昇華させる横山剣は、優秀なジャーナリストでもある。タワー・オブ・パワーのようなホーンも強力だ。
03ファイアー・クラッカー
速い16ビートのオールド・ソウル。こんなにとがったクリスマス・ソングが他にあるだろうか? 甘っちょろい退屈な風潮へのアンチテーゼともとれる。長いものにまかれない、CKBの頼りがいのあるスタイルがここにある。
04eye catch (虎)
「タイガー&ドラゴン」のイントロを流用したインタールード。インタールードは起承転結の「転」と捉えられがちだが、これはあきらかに「起」。これを聴いてフル・ヴァージョンを聴きたくならない人はいないはずだ。
05アメ車と夜と本牧と (Mo'Mansfield Roc Mix)
ドリフターズのような演奏のロカビリー・ナンバー。CKBは稀代のコミック・バンドでもある。斜に構えたアーティストは襟を正して聴いて欲しい。レイ・チャールズの「ヒット・ザ・ロード・ジャック」のフレーズも心憎いクルマ讃歌。
06eye catch (龍)
「俺の」が2回の後にタイトル・コール。この次の言葉はリスナーに委ねられているのかもしれない。「5分」だの「2分」だのその背景を読み解きたいが、感じ方は人それぞれでいいという粋な計らいだ。横山剣の友情は無骨でやさしい。
07タイガー&ドラゴン (Karaoke)
08ヨコスカン・ショック (Karaoke)
09ファイアー・クラッカー (Karaoke)