ミニ・レビュー
現代でも趨勢はノーヴァク版だが、この演奏は終楽章が長大なエーザー版を使用。60半ばを過ぎてようやく録音したブルックナーだけに、クーベリックの至芸の粋や思い入れがそこかしこに滲み出た演奏だ。とりわけ終楽章のクライマックスは壮観で感動的。
ガイドコメント
クーベリックの数少ないブルックナーのうちの1枚で、第4番に続く、これが2枚目の録音である。4番同様、きわめてオーソドックスなアプローチによる名演。エーザー版を使用している点でも注目すべきもの。
収録曲
●ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 (エーザー版、第2稿)
演奏
ラファエル・クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団