ミニ・レビュー
伊藤恵をソロに迎えたブラームスは、朝比奈の晩年を黄金色に染める名演目だった。深々として雄渾なオーケストラの響きと、豪快なタッチのピアノが綾なす音の饗宴は、剛健なこの曲にこの上もなくふさわしい。二人の共演で最も脂の乗った、2000年9月のライヴである。
ガイドコメント
何度となくこの協奏曲で共演を重ねてきた伊藤恵と朝比奈隆との、最後の演奏となった録音。伊藤の強い打鍵と堂々とした演奏と、朝比奈のスケールの大きな造詣が一体となった感動的な演奏がここにある。
演奏
伊藤恵(P) 朝比奈隆指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団