ミニ・レビュー
9枚目のシングルは、まさに氣志團スタイルとしか言いようがない、ヤンキー魂あふれるエンタテインメント・ロックンロール・ナンバー。バイクのフカシ音で始まったと思ったら、ノリ一発で攻めたてると思ったら、超ドポップなサビでキメキメ! かないません。
ガイドコメント
9thシングル。彼ららしいポップさとエンタテインメント性を生かした“キラー・チューン”。映画『ワンピース』主題歌でファン層を着実に広げ、益々勢いに乗る彼らの絶好調ぶりがうかがえる。
収録曲
01俺達には土曜日しかない
バイクのエンジンをふかす音が飛び込んでくる9thシングル。バイクの車種を連呼するラップ調のヴァースとロカビリー調サウンドが爽快。ブリッジの「ヤングマン」〜ベイ・シティ・ローラーズ「SATURDAY NIGHT」風のコールには思わずニヤリ。
02「DJオズマのバリバリ★SATURDAY騎士 (ナイト)!」part1
シングル「俺達には土曜日しかない」に収録の、深夜ラジオ番組風インタールードその1。DJ OZMAことオズマノスミタダが送る“意味の解からないゴキゲンラジオ”番組。次曲「萌え萌えROCK'N'ROLL」への橋渡し的トラック。
03萌え萌えROCK'N'ROLL
サウンドは水玉柄のスカートやサングラスにツイスト・ダンスをイメージさせるバリバリのヤンク・ロック。そこに“眼鏡”“ポニーテール”“お兄ちゃん……”といった、これぞ「萌え」なフレーズを畳み掛けてくるアンバランスさが絶妙。
04「DJオズマのバリバリ★SATURDAY騎士 (ナイト)!」part2
シングル「俺達には土曜日しかない」に収録の、深夜ラジオ番組風インタールードその2。DJ OZMAことオズマノスミタダが、ルシアンルーレットのアベルとカインをゲストにくだらないトークを展開。次曲「HURRY UP」への橋渡し的トラック。
05HURRY UP
勢いあるドラムの連打から始まるスウィンギン・ロカビリー・チューンで、86年の湯江健幸のデビュー曲のカヴァー。「Choo Choo TRAIN」の佐藤ありす作詞、奥田民生のバックでお馴染みの根岸孝旨作曲の楽曲を、氣志團に合うようにアレンジ。
06「DJオズマのバリバリ★SATURDAY騎士 (ナイト)!」part3
シングル「俺達には土曜日しかない」収録の、深夜ラジオ番組風インタールードその3。DJ OZMAことオズマノスミタダによるラジオ番組『バリバリ★SATURDAY騎士!』のエンディングで、タイトル・コールでしめてこのシングルも“放送終了”だ。