ミニ・レビュー
言葉もメロディもサウンドも、削ぎ落とし方の巧さにまずは心を魅かれる。スタジオ・ライヴの(2)でもブラスのからみ方など、アレンジのセンスの良さが光る。ヴォーカルはときに全体を引き締め、ときに弛緩させるなど、懐の深さを感じさせる。
ガイドコメント
前作に引き続き大沢伸一のプロデュースとなる信近エリの3rdシングル。大沢伸一の珠玉のメロディと信近エリのやさしい歌声によって綴られた、夏に相応しいバラードに仕上がっている。
収録曲
01Sketch for Summer
夏の情景、心の動きを描いたラブ・バラード。2nd「Voice」までのダンス・チューンとは一転、王道ともいえるノスタルジックなアレンジに。そのメロウな雰囲気が、ヴォーカリストしての彼女の声を全面に押し出した3rdシングル。
02Sketch for Summer (Live@Sony Music Studio)
スタジオ・ライヴ・ヴァージョン。シンプルなピアノだけで始まるが、2コーラス目からウッド・ベース、トランペット、テナー・サックスが加わり、そのジャズ的アプローチが新鮮に響く。リラックスした自由な雰囲気が好印象。
03Voice (Bob Sinclar Voiceless Remix)
フランスのトップクリエイター、Bob Sinclarが「Voice」をリミックス。ヴォーカルレスでありながら、エモーショナルなトラックは完璧フロア仕様。ビートを刻むピアノがドラマティックだ。
04Sketch for Summer (Karaoke)