ベン・フォールズ・ファイヴ / ベン・フォールズ・ファイヴ [限定]

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ベン・フォールズ・ファイヴ / ベン・フォールズ・ファイヴ [限定]
CD
ガイドコメント
95年リリースの、ヴォーカリスト兼ピアノ奏者、ベーシスト、ドラマーという編成のトリオのデビュー・アルバム。品の良いロックンロール・サウンドとユニークな歌詞は、風通し良く爽快。「ジャクソン・カナリー」「フィロソフィー」ほかを収録。
収録曲
01JACKSON CANNERY
イントロで体中の血が瞬間沸騰、要注意! ピアノ、ベース、ドラムのトリオが生むこの強烈なグルーヴは、ギターレスとは思えぬ戦慄モノ。1stアルバムのオープニングを飾る、ピアノ・ロック史を変えた伝説のアッパー・チューン。
02PHILOSOPHY
繊細な旋律から「ピアノが壊れちゃうよ」と思わせる超絶プレイまで、起伏に富んだ構成で男の“哲学”をドラマティックに描く。彼らの本拠地ノースキャロライナの大自然を感じずにはいられない、そのサウンド・スケールも圧巻だ。
03JULIANNE
「あの女のことは、きれいさっぱり忘れてやるぜ」という男の強がりを、ハチャメチャなサウンドで描くパンキッシュな失恋ソング。ピアノ、ドラム、ベースが一丸となって突っ走る荒削りな疾走は、まさに傷心のヤケクソ具合そのもの。
04WHERE'S SUMMER B?
本拠地・チャペルヒルでの出来事を、友人“Summer B”に語りかける形式で綴った、彼らのプライヴェートを垣間見られる作品。軽快さの中にも、“日常”という気だるさを漂わせたサウンドが絶妙の、ジャジィなミドル・チューン。
05ALICE CHILDRESS
男に捨てられたアリスと、彼女を優しく慰める“僕”との対話からなるセンチメンタルなバラード。ベンの最初の妻、アンナ・グッドマンとの共作である。美しいメロディと情感豊かなヴォーカルで聴かせる味わい深い秀作。
06UNDERGROUND
「俺ぁ、学校じゃあ全然イケてなかった!」というカミング・アウトで幕を開け、そして自分探しへの旅が始まる。「人は誰でも、幸せになれる場所があるハズ」。そんなメッセージを込めた、ソウル・テイストあふれるパッピー・チューン。
07SPORTS & WINE
「伊達男に必要なのは、スポーツとワイン」という哲学を、そのリリックにふさわしい洒落たサウンドで綴る。弾けるベース、踊るドラム、そして変幻自在のピアノと、どこをとっても歌心に満ちた、彼らならではのハッピー・チューンだ。
08UNCLE WALTER
アンクル・ウォルターなる人物の肖像に込められたのは、おそらく現代アメリカへの警笛。といっても小難しい理屈は抜き。うなるファズ・ベースとノンストップで畳み掛ける鍵盤のシャワーに、BF5的ロック魂を骨の髄まで感じるべし。
09BEST IMITATION OF MYSELF
誰もが抱える人間の偏屈な内面を、赤裸々にドラマティックに描き出す。最高にメロディアス、加えて美を極めた重厚なコーラス・ワーク。これぞパワー・ポップの雄、ジェリーフッシュの軌跡をしかと踏みしめた名曲!
10VIDEO
歳を重ねていくということは? という深いテーマに挑んだ、ドラマティックなミドル・バラード。6拍子を基調とした穏やかなメロディを、これほどにグルーヴィに肉付けするベン。やはりゴッド・フィンガーの持ち主というしかあるまい。
11THE LAST POLKA
冷却する男女の関係を女の視点で描いた、ベンの前妻、アンナ・グッドマンとの共作による恨み節全開のバラード。3人のパーカッシヴな超絶プレイが、物憂げなメロディも吹き飛ぶほど、女の激情をリアルに奏でる。
12BOXING
モハメド・アリがハワード・コセルに自らのボクシング人生を語るというフィクション。優雅なワルツに乗せたその穏やかな語り口に浮き出るのは、“戦うだけの人生の虚しさ”。1stアルバムに深い余韻を残す、美しきエピローグだ。
13TOM AND MARY
トムとメアリーの結婚式。もうすぐ、この晴れ舞台をぶち壊す、ある真実が明かされる……。という不穏なリリックとは裏腹に、ピアノが歌いに歌う超ゴキゲンのロック・ナンバー。地元、Winston Salemでのライヴ・テイクだ。
(13)ボーナストラック
封入特典
  • 解説・歌詞・対訳
アーティスト
  • ベン・フォールズ・ファイヴ
    1993年にベン・フォールズ(vo、key)を中心に米国ノース・キャロライナ州で結成されたピアノとベース、ドラムスのロック・トリオ。1995年に『ベン・フォールズ・ファイヴ』でアルバム・デビュー。ピアノを軸に据えたポップで品のよい甘さのメロ……
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