ミニ・レビュー
2003年の日本音楽コンクールで第1位を獲得した遠藤真理。デビュー盤でいきなり協奏曲で勝負を挑んでくるが、この若さにしてすでに音楽をナチュラルに息づかせる術をしっかり心得ている点が逸材たるゆえん。まろやかな深みのある低音も美しい。要注目の新星だ。
ガイドコメント
2003年の日本音楽コンクールで1位を獲得したチェリスト、遠藤真理のデビュー・アルバム。いきなりオーケストラとの合わせものというハードなアルバム作りに、満々たる自信のほどがうかがわれる1作。
収録曲
01チェロ協奏曲第1番イ短調op.33 (サン=サーンス)
02ロココの主題による変奏曲op.33 (チャイコフスキー)
03ジャクリーヌの涙 (オッフェンバック)
演奏
遠藤真理(VC) 金聖響指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢