ミニ・レビュー
2曲共に作詞・木村カエラ、作曲・奥田民生の顔合わせ。開始10秒でそれと分かる民生節全開の(1)は、木村が奥田に歩調を合わせたような男の子っぽい曲だが、逆に(2)では奥田が木村に歩調を合わせたようなガーリィな楽曲で面白い。コラボの妙味を堪能できる2曲だ。
ガイドコメント
通算4枚目のシングルは作曲とプロデュースを奥田民生が担当した夢のコラボレーション作。骨太のロッキン・チューンにのせて、民生節を感じさせるカエラの淡々とした歌い方が印象的なナンバー。
収録曲
01BEAT
「鼓動」=BEATをテーマに、さまざまな描写で鋭く刻みこんでいくロック・ナンバー。作曲は奥田民生で、ギターなどのほか、コーラスではカエラの強い声に寄り添うように参加している。エンディングでのシンセサイザーなどで暴れるような効果を生み出しているサウンドが、奇妙な雰囲気を作り出している。
02ROCK ON
少しひねりの効いたロック・ナンバー。サビで“リズム、イズム”や“舞い、無い”といった韻を踏んでいたり、“ROCK ON”な状態をクールな描写で綴っていく歌詞など、一筋縄でない表現の深化を感じさせてくれる。奥野真哉の不思議なオルガンもそんなムードに効果的だ。シングル「BEAT」のカップリング曲。
03BEAT (instrumental)
04ROCK ON (instrumental)