ミニ・レビュー
フジテレビ系『志村通』『孝太郎プラス』、JFN系『FIRST STAGE〜はじめの一歩〜』のエンディング曲でもおなじみの、ソフトなキラキラ&カラフル・サウンドが満開。耳なじみのいいベビー・ヴォイスが独特の宇宙感やポップ感を心地よく際立たせる。
ガイドコメント
近未来型テクノ・ポップ・アイドル・ユニット、Perfumeのメジャー・デビュー・シングル。話題のクリエイター、Cupsuleの中田ヤスタカをサウンド・プロデューサーに迎えた、キュートでポップでキャッチーなナンバー。
収録曲
01リニアモーターガール
近未来アッパー・エレクトロ三部作の先鞭となったメジャー1stシングル。詞は木の子が担当。ピコピコとした音色や“1、2と3、ハイ”のかけ声など甘めで幼いアイドル的要素を残しつつ、近未来的恋愛衝動をスピーディなリニアモーターカーにたとえて歌う。
02ファンデーション
恋を知るには足りないことだらけの年頃の気持ちを巧みにとらえたテクノ・ポップ。背伸びする恋を心まで化粧していた=ファンデーションと描写。ウィスパー・ヴォイスでの合いの手やピコピコ度を抑えたおしゃれな雰囲気のサウンドには、大人の一面がチラリ。
03コンピューター ドライビング
制御された行動だけでは欲しいものは手に入らない、見えるものすべてが真実じゃない……。合理的で機械的な世界だけでは生き抜けない恋する女子の奮闘を綴る。8ビットゲーム・ミュージック風のポコポコとしたサウンドの感触が楽しい。