ミニ・レビュー
ブラームスのパッションを現代の音感覚のなかで捉えきり鮮烈に解き放った、作品イメージ払拭の快演。溶け合いつつも細部まで耳が届いて情に働く艶やかにして透明な響きの美しさ。表情の変化に鋭敏に反応し互いに発止と切れ込むダイナミズムの速さ。快哉の音だ。★
ガイドコメント
83年録音のバーンスタイン盤以来、2度目となるブラームスの第1番。今回もまた万全のサポートを得て、磨き抜かれたテクニックと、深みを増した表現で、ブラームスの若き作品に輝きを与えている。
演奏
クリスティアン・ツィマーマン(P) サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団