ミニ・レビュー
かつてのフランス派を代表するオーボエの名手ピエルロが、日本で収録したアルバム。初のCD化だ。まるで青い空に白い雲で線を描くようなクッキリとした旋律と、張りのある音色で鮮やかな色彩感を描き出す演奏には、現代の奏者からは聴けない魅力がある。
ガイドコメント
ランパルらと並ぶ、第2次大戦後、フランス管楽器奏者の代表的存在で、バロック音楽の普及にも大きく貢献している。1974年の来日時に録音された本作は、初めてのCD化で、オーボエの多彩な魅力が楽しめる。
収録曲
01オーボエ・ソナタ イ短調 (テレマン)
02オーボエ・ソナタ ト短調BWV1020 (J.S.バッハ)
03オーボエ・ソナタ ハ短調op.1-8 (ヘンデル)
043つのロマンスop.94 (シューマン)
05オーボエ・ソナタFP.185 (プーランク)
演奏
ピエール・ピエルロ(OB) ロベール・ヴェイロン=ラクロワ((1)〜(3)HC,(4)(5)P)