ミニ・レビュー
川畠成道のヴァイオリンの魅力を素直に出したアルバム。歌いすぎには注意しつつも、表情のつけかたや、フレージングやアーティキュレーションなどは現代的で、ロマンティックな面も出していて、川畠の特徴である美音と歌いまわしは、十分に発揮している。
ガイドコメント
ロンドンを拠点として活動を続けている川畠成道が、初めての協奏曲録音に選んだ2曲。この録音のひと月ほど後に、ボローニャで「四季」を演奏し大喝采を受けている。川畠の新境地を開いた記念すべき1作。
収録曲
ヴィヴァルディ:
01ヴァイオリン協奏曲集「四季」op.8 (全曲)
J.S.バッハ:
022つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043