シンプルなアコースティック・ギターで始まるミディアム・スロー・ナンバー。日常の風景から生き方に至るまでの吉井和哉が解釈する“美しいもの”には、ベテラン・アーティストならではの深い包容力と洞察力が感じられる。ソロ5作目となる本シングル曲で“YOSHII LOVINSON”から本名へ名義変更をした。

ソロ5枚目のシングル「BEAUTIFUL」のカップリング曲。吉井和哉らしいポジティヴで明るいロック・ナンバーで、シンプルだが効果的なフレーズを奏でるギターやサビ部分の華麗なコーラス、メリハリのあるキャッチーなヴォーカルなど、極めて完成度が高い。ストレートな表現によるハッピーこのうえない歌詞も魅力的。

2006年のツアー・タイトルにもなったミディアム・ナンバー。柔らかいタッチのピアノと控えめなスライド風ギターが古き良きアメリカン・ミュージックを彷彿とさせる。吉井和哉のヴォーカルもベテランらしい落ち着いた雰囲気のなか、情感豊かに聴かせる。カップリングにしておくにはもったいない好ナンバーだ。