ミニ・レビュー
結成6年目になる、6人組のバンド。サックス、トランペット、そしてピアノが前面にフィーチャーされた、かなりジャズ色の濃いバンドだが、ロックのテイストも十分に感じさせる。海外での評価も高く「Avalanche」はロンドン公演でのライヴ音源。
ガイドコメント
その破壊力抜群のパフォーマンスには世界も注目し始めている、SOIL&“PIMP”SESSIONS。新曲3曲を含むシングル。今回もジャズ、ロック、パンクのスリリングなミクスチャーぶりに興奮。
収録曲
01Crush!
“社長”の絶叫「クラーッシュ!」で始まるフュージョン・ナンバー。秋田ゴールドマンのファンキーなベースやみどりんの楽しげな16ビートなど、リズム隊が一際輝いている。TBS系『格闘王』のエンディング曲。
02Frantic
タブゾンビ(tp)作曲による土着色の濃いサンバ・ソング。彼ららしい明解なメロディと巧みなアレンジが光る1曲。終盤の合唱やホイッスルから始まるドラム・ソロなどは、本場ブラジルのサンバを彷彿とさせる。
03Avalanche (Live at Cargo、London)
アルバム『PIMP MASTER』に収録されているジャズ・サンバのライヴ版。2005年8月のロンドン公演の模様で、みどりんの超絶ドラム・ソロをフィーチャー。“社長”のアジテーションが会場を大いに盛り上げる。
04Little Man
アルバム『PIMP MASTER』制作時に録音されたメッセンジャーズのカヴァー。彼らにしては珍しいオーソドックスな4ビート・ジャズ。ソロを取るのはピアノの丈青だけで、これも王道的なジャズらしいプレイを披露。