ミニ・レビュー
手(ソリスト)を変えながら、レーベルも変わりながら、執拗に(?)テレマンを追究し続けてきたクスマウル率いるクオリティの高いバロック・アンサンブルの妙技。ベルリン・フィルゆかりの奏者たちの温かくも厳しいバック・アップを得たマイヤーが自在に舞い踊る。★
ガイドコメント
ドイツの一地方で評価されていたバッハと違い、グローバルな人気を誇ったテレマンの作品集。ベルリン・フィルのメンバーによる演奏は、テレマンの先進性を浮き上がらせ、素晴らしいアンサンブルを聴かせている。
収録曲
テレマン:
01ヴァイオリン、2つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための序曲 (断章)ハ短調TWV55:c4
02ヴァイオリン協奏曲ホ長調TWV51:E3
03オーボエ協奏曲ニ短調TWV51:d2
04ソナタ (コンチェルト・リピエーノ) (弦楽と通奏低音のための)変ホ長調TWV43:Es1
052つのヴァイオリンのための協奏曲イ長調TWV52:A2
062つのオーボエのためのシンフォニア・メロディカ ハ長調TWV50:2
演奏
ベルリン・バロック・ゾリステン ライナー・クスマウル(指揮,VN) アルブレヒト・マイヤー(OB) リュディガー・リーバーマン(VN)