ミニ・レビュー
2005年秋にメジャー・デビューした徳島出身の女の子三人組のバンド、チャットモンチーの初シングル。グランジ/オルタナ・ロックの影響を受けたサウンドと、今時のガールズ・ポップ・ヴォーカルの組み合わせ。制作は元スーパーカーのいしわたり淳治。
ガイドコメント
デビュー・ミニ・アルバムに続く1stシングルは、チャットモンチーの巨大な才能を強烈にアピールする3曲入り。オルタナティヴなセンス全開の楽曲は、期待が確信へと変わるに十分だ。
収録曲
01恋の煙
チャットモンチーのデビュー・シングル。ニューヨーク・パンクを彷彿とさせるギター・サウンドと、今時の女の子っぽい歌詞のミスマッチさが逆に新鮮に響いてくる、ガールズ・ロック・バンド・ナンバー。
02湯気
グランジ/オルタナ・ロックの影響を受けたサウンドとポップなメロディ、日常の風景を切り取った歌詞が三位一体となった疾走感あふれる楽曲。プロデュースを元スーパーカーのいしわたり淳治が担当。
03決まらないTURN
ギター&ヴォーカルの橋本絵莉子が作詞・作曲を手掛け、いしわたり淳治がプロデュースしたミディアム・ナンバー。オリジナリティに満ちた歌詞と、ヘヴィに畳み込んでいく後半の展開が聴き手を捉えて離さない。