ミニ・レビュー
2枚目のベスト・アルバムとなる本作は2001年から2005年の「Bright! Our Future」までのヒット曲と新たに録音・リミックスした4曲((11)の変わり様が新鮮!)を加えた、全14曲を収録。楽曲のセルフ・プロデュースなど、彼ら自身の成長にも脱帽の充実作だ。
ガイドコメント
2006年3月発表の第2弾ベスト・アルバム。初セルフ・プロデュースとなった18枚目の「Night Walk」をはじめ、映画やTVの主題歌となった11枚のシングル曲+αをコンパイル。彼らのアーティストとしての成長がうかがえる。
収録曲
〈BEST SIDE〉
01CORAZON
情熱的で切なく響くスパニッシュ・ダンス・チューン。作詞にISSAが参加、アレンジには今井了介を加えるなど、細かいサジ加減を施すも、富樫明生ワールドはしっかりキープ。KENのラップ・パートもスムース。
02Steppin' and Shakin'
昂揚感を煽る煌びやかなホーン・セクションが特色のダンス・クラシックス風ファンキー・チューン。ISSAのヴォーカルとKENのラップの絡みは安定感を増し、随所に食い込むスクラッチも絶妙のタイミングだ。
03All My Love To You
ゴスペル調コーラス、壮大なオーケストラ・サウンドをバックに歌い上げるドラマティックなウィンター・ラヴ・バラード。深遠な世界に真摯に向き合ったゴージャスなサウンドが、白く輝く夜空を想わせる。
04RAIN OF PAIN
ファルセット使いのコーラスやハープとストリングスを多用したオーケストラチックな楽曲が、クイーンを意識したのか?と思わせる17th。骨太のラップが注ぎ込まれる中盤からは、甘美と劇的な刺激が注ぎ込まれる。
05Night Walk
初セルフ・プロデュースの18th。元T-スクェアの松本圭司のアレンジが、ジャジィ&スムーズでアダルトな世界観を創り出している。テンションを抑えたグルーヴと、調和の取れたヴォーカル&ラップも自然。
06Circle of Life
19thシングルは、ディズニー・アニメ『ライオン・キング』テーマとして大ヒットしたエルトン・ジョンのカヴァー。全篇英語詞で、オリジナルとはまた違ったピュアなコーラス・ワークでその世界観を表現している。
07GET ON THE DANCE FLOOR
セルフ・プロデュースで、80年代オールド・スクール満載全開なパーティ仕様曲。マイクを転がしていくイケイケなラップとコーラスのブラック感あるグルーヴが、自然と腰を揺らせるフロア・キラー・チューン。
08胸焦がす...
セルフ・プロデュースによる21thシングルは、センチメンタルな心の交錯を描いたミディアム・スロー・バラード。一体感をさらに増したスウィートなコーラス・ワークに、ジーンと沁みること間違いなしの曲。
09Like This
10Bright! our Future
11Feelin' Good-Its' PARADISE- (Dub Scratch Remix Version)
12We can't stop the music (Native Okinawan Remix)
13Com'on!Be My Girl! (Studio Live Version 2006)
14Bambism of Asia (A Hundred Birds remix)