ガイドコメント
2002年からストリート・ライヴで活躍し、2005年に「僕のキモチ」でメジャー・デビュー、デビュー後過去最短でNHK『紅白歌合戦』に出場した2人組の1stアルバム。現在では入手困難となっている「卒業TIME」も収録。
収録曲
01僕のキモチ
メジャー・デビュー・シングルは、愛しい人への想いを綴った爽やかなラブ・ソング。季節の移り変わりとともに、愛しさが募るような流麗なストリングスのアレンジが新鮮に煌めいている、ピュアで心温まるナンバーだ。
02前進
駆け抜けるように軽快な8ビートと一歩ずつ慎重に足を踏み出すような4ビートのギター・リフとの、クロスオーヴァーが印象的。悩みや不安を吹き飛ばすような華やかなホーン・セクションが鮮やかな、ポジティヴな一曲だ。
03卒業TIME
2004年2月にインディーズ・シングルとしてリリースされ、多くのファンの熱い要望により1stアルバム『卒業TIME〜僕らのはじまり〜』に収録されたナンバー。新たな道を歩むかけがえのない日々を過ごした仲間に、エールとして贈りたい一曲だ。
04Answer
ゆったりとしたサウンドは、まるで寄せては返す波をイメージさせ、心が澄みわたっていく。さまざまな感謝の念に気づきはじめた今を歌った、大人への一歩を踏み出した心境がうかがえるナンバー。過去を振り返る様子と海とを絡める詞のセンスが光る。
055センチ。
2ndシングルは爽やかでポップなラブ・ソング。愛しい人への思いを“5センチ”という距離で表現した歌詞にハーモニカやアコギのサウンドが絡まって、2人の恋愛模様をよりリアルに感じさせる、心温まる楽曲に仕上がっている。
06はだか
柔らかいピアノの流れるようなタッチの上に、優しくすべてを包み込むようなストリングスのアレンジが印象的なスロー・バラード。等身大の自分で生きることの大切さを朗々と歌い上げる、情感溢れるナンバーだ。
07I will get a dream
夢を実現するために頑張っている、すべての人に贈る応援ソング。どっしりと重みのある低音にのせた力強いヴォーカルが、自分を信じることが大きな原動力になることに気づかせてくれる。曲の合間に聴こえるハーモニカが、決意の表われのように鳴り響く。
08夏日
遠くからだんだんとこちらに迫ってくるような、スネアドラムのサウンド。激しくかき鳴らされたアコギの音は、真夏のギラギラとしたエネルギッシュな太陽を思わせる。ヘコたれた気分を吹っ飛ばし、勇気を与えてくれる一曲だ。
09道標
道標を見失って落ち込み、迷うこともある。だが、顔を上げれば新たな道標は必ず見つかると、前向きな歌詞に明るいサウンドが勇気をくれるナンバー。曲の随所で聴こえる、おもちゃのピアノのような音色が、思い悩んだ過去を懐かしんでいるようだ。
10はじめの一歩〜約束〜
しっかりと大地に根を張り、空に向かって枝を伸ばす樹をイメージさせる、低音の響きが印象的なポジディヴ・ソング。新しい自分を見つけるための一歩を踏み出そうとする、力強い意志が宿る歌声が胸に突き刺さる。
11オトナシ
ライヴのオープニングをイメージさせる観客の待ちわびた歓声のなか、エレキ・ギターの鋭いサウンドが響きわたる。サビの重い4ビートとは対照的なピアノの軽やかに流れるような音が、曲にアクセントを与えるノリノリのナンバーだ。
12Wentz TIME
アルバム『卒業TIME〜僕らのはじまり〜』のボーナス・トラック。「卒業TIME」をコンパクトにし、ウエンツ瑛士のソロ・ヴァージョンとしてアレンジ。オリジナルとは異なり、オーケストラの音色にのせて、壮大に歌い上げている。
13Teppei TIME
1stアルバムのボーナス・トラック。「卒業TIME」を短くアレンジし、小池徹平のソロ・ヴァージョンに仕上げている。オリジナルとは異なり、アコギがメインのシンプルな編成で、ヴォーカルがよく映える。曲が終わった数分後にはファンへのメッセージも!