ミニ・レビュー
ウィーン少年合唱団のソリストたちによる、独唱(11曲)と二重唱(8曲)を集めた珍しいアルバム。“表現者”としての堂々とした歌いぶり、正確な発音と音程、そして重唱時の和声感など、さすがと言うしかない。個々のメンバーの水準の高さにあらためて驚かされる一枚。
ガイドコメント
ハイドンからレーガーまでのドイツ歌曲集という、少年合唱団としては思い切ったコンセプト・アルバム。独唱と重唱による演奏で、ウィーン少年合唱団のファンとしては待望の1枚となる。
収録曲
01五月の歌op.79-9 (シューマン)
02子守歌D.498 (シューベルト)
03すずらんと小さな花op.63-6 (メンデルスゾーン)
04音楽に寄せてD.547 (シューベルト)
05すみれ (ライヒャルト)
06春のはじめにK.597 (モーツァルト)
07わたしの願いK.547 (モーツァルト)
08つばめたちop.79-20 (シューマン)
09子供たちの見張りop.79-21 (シューマン)
10子守歌op.49-4 (ブラームス)
11春の挨拶op.79-4 (シューマン)
12渡り鳥の別れの歌op.63-2 (メンデルスゾーン)
13幸福D.433 (シューベルト)
14秋の歌op.63-4 (シューベルト)
15マリアの子守歌op.76-52 (レーガー)
16田舎の楽しみHob.26a-10 (ハイドン)
17美しい花op.43-3 (シューマン)
18子供の遊びK.598 (モーツァルト)
19「ヘンゼルとグレーテル」〜眠りの精 (フンパーディンク)
演奏
ウーヴェ・クリスティアン・ハラー指揮 ウィーン少年合唱団 ロマン・オルトナー(P)