ガイドコメント
キュートでセクシーなルックスと優れた歌唱力を持ち、シンガー/女優として活躍するクリスティーナ・ミリアンのアルバム。LA・リードも太鼓判を押した極上のR&Bポップスが堪能できる。日本先行発売。
収録曲
01SAY I
アトランタを拠点に活躍するラッパー、ヤング・ジージーをフィーチャーした、アルバム『ソー・アメイジン』からのシングル・カット曲。「両手を掲げて自分の存在を明らかにして」と高らかに歌い上げるアップ・チューンで、自信に満ちた彼女の姿が目に浮かぶようだ。
02TWISTED
ヒット・シングル「セイ・アイ」にも通じるヒップホップ・ベースのアッパーR&Bチューン。「あなたに首ったけになってる自分がいる」という詞の“あなた”とは、アルバム『ソー・アメイジン』のプロデューサー“クール&ドレー”のドレーを指しているようだ。
03GONNA TELL EVERYBODY
「あなたのことなんて、これっぽっちも考えてないわ」と強がりながらも、失恋の痛手が胸を襲うナンバー。流麗なメロディと美しいピアノの調べが印象的なミドル・テンポのバラードで、情感豊かに歌い上げる彼女のヴォーカルも聴きものだ。
04WHO'S GONNA RIDE
ニューヨーク・ヘヴィ・メタルを代表するバンド、ブルー・オイスター・カルトの代表曲「ジョアン・クロフォード」をサンプリングしたアッパー・チューン。ダメ男に三行半を突きつける内容で、スリー・6・マフィアのラップがクリスティーナを絶妙に煽っている。
05SO AMAZING
プロデュースを担当するクール&ドレーのドレーがアーティストとしても登場するアルバム・タイトル曲。クリスティーナとのプライヴェートでのホットな関係をうかがわせるように、スリリングなトラックに絡むテンション高めのヴォーカルがセクシーだ。
06HOT BOY
「ホット・ガールな私には、あなたみたいなホット・ボーイが必要なの」と歌われる、「ソー・アメイジング」同様ドレーとの熱い共演を聴かせる作品。かなり激しいアレンジだが、決して安易に盛り上げることなく、クールなアップ・チューンにまとめている。
07FOOLIN'
白人ファンク・バンド、アヴェレイジ・ホワイト・バンドの「イフ・アイ・エヴァー・ルーズ・ディス・ヘヴン」をサンプリングした、ゴツゴツとした手触りのハードなファンキー・チューン。歌詞には、ドレーとの出会いから恋に落ちるまでの彼女自身のリアルな心情が描写されているようだ。
08MY LOVIN' GOES
恋に落ちた時の女の子の気持ちをストレートに綴った歌詞が印象的なナンバー。好きになった相手は、やはり噂のドレーのことか? クリスティーナ・ミリアンのヴォーカリストとしての成長ぶりが見事に表現された作品だ。
09JUST A LITTLE BIT
ソウル・グループ、ブルー・マジックの大ヒット「サイドショウ」のB面曲「ジャスト・ドント・ウォント・トゥ・ビー・ロンリー」をサンプリング・ソースとしてチョイス。クール&ドレーのなかなか渋いセンスが発揮された、キメのリフレインがカッコいいナンバー。
10Y'ALL AIN'T NUTHIN'
女性側がどんなに尽くしても愛情の見返りがないダメな男に三行半を突きつける歌。歌詞の内容を反映して、トラックのほうも、かなりスリリングな仕上がりとなっている。ヴォーカル・プロダクションにニーヨが参加している点にも注目。
11WIND YOU UP
アルバム『ソー・アメイジン』のボーナス・トラックとして収録されたナンバー。ボトムの効いた重厚なバック・トラックと妖艶なヴォーカルとの相性が抜群に良い。男を巧みに誘惑してみせるクリスティーナのヤケドしそうなほどセクシーな魅力に、男性ファンなら思わずイチコロになりそう?
12TONIGHT
アルバム『ソー・アメイジン』収録曲の中でも、比較的アーバンな手触りのライトな1曲。シンセなどキーボード類の使い方に、プロデュースを担当したクール&ドレーのセンスの良さがにじんでいる。クリスティーナのヴォーカルには余裕が感じられる。
13SHE DON'T KNOW
「彼女は、私があなたの傍で横たわっていることを知らない」という好きな人を寝取った女性の歌。冒頭で鳴っている電話のコール音は、男の彼女からのものだろう。「好きになってしまったら、もう後戻りできない」という女性の強い情念を感じさせる曲だ。