ミニ・レビュー
通常CD、SICC-225(2005年6月発売)からボーナス・トラックを除いたSA-CD化。演奏は非常に美しい。協奏曲は多数の名盤の中でも最も上品、典雅な演奏だろう。後味がすっきりしているのも良い。他の曲も協奏曲と同等の名演。これは持っておきたい。
ガイドコメント
チャイコフスキーの協奏曲は、ベル2度目の録音。前回は21歳頃のもので、ほぼ17年ぶりの再録音だ。スケールは一段と大きく、持ち前の美音にも一層磨きがかけられ、緻密で豊かな表情が息づいている。
収録曲
チャイコフスキー:
01ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35
02なつかしい土地の想い出〜瞑想曲op.42-1
03バレエ「白鳥の湖」op.20 第3幕〜ロシアの踊り
演奏
ジョシュア・ベル(VN) マイケル・ティルソン・トーマス指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団