ミニ・レビュー
バンド史上初の両A面シングル。「デイ・アフター・デイ」は、ビークルがあえて2ビートに挑んだら、という逆転の発想から生まれた曲。パンクとファンクをモダンにミックスした感じ。「ソリティア」は、今日もパソコンに向かう孤独な人々に贈る応援歌。
ガイドコメント
2006年春、BEAT CRUSADERSのメジャー第2シーズンの幕開けを飾る両A面シングル。新人にもベテランにも出せない彼ら独特のメッセージ・ソングに仕上がっている。
収録曲
01DAY AFTER DAY
早い8ビートを信条としてきたビークルが、あえて2ビートでやったらどうなるかという逆転(ひねくれ)の発想から生まれた曲。メロコア以降のモダンなパンクネスに、暗いコード感がうまく合体している。
02SOLITAIRE
ちょっぴり気だるさとせつなさを感じさせるビート・ナンバー。イントロと間奏には、イギリスのパンク・バンド、ポーグスに敬意を表してアイリッシュ・トラッドの影響を受けたフレーズを入れている。
03OTHER SIDE OF THE WALL
クボタマサヒコが急にシャッフルをやりたいと気まぐれを起こして、作り始めた曲。シャッフル・ビートには行進しているイメージがあるが、単に朗らかだけではなくダークな部分も融合した、深みのある曲に。
04WINDOM
インディーズ時代の古き良き思い出曲のセルフ・カヴァー。フェスに出ているとデカいメロディが欲しくなり、この曲をリメイクしたという。おおらかなビートと流れるようなメロディが、爽快感を与えてくれる。