ミニ・レビュー
エレクトリック・ベースとフルートをフィーチャーしたプログレ・ユニットが『運命の輪』(2003年8月発売)以来、久々に放つセカンド・アルバム。ドイツやウズベキスタンでも注目されたサウンドは折り紙付き。卓越したテクニックとユーモアの共存が絶妙。
ガイドコメント
前作から2年半を経て届けられた2ndアルバム。斬新なプログレ・インスト・バンドの彼らが、今作でもフルートやギターを中心に静と動を操り、ジャジィで映像的なサウンドを熱く繰り広げる。
収録曲
01CRISIS 051209
02ルサンチマン
03すっげー深い穴を見つけたんだ!今から飛降りるよ。存在証明なんかじゃない、この深さなら誰にも見付かる事はないだろ?生まれてしまった償いをしなきゃいけねぇんだ、生きる事と死ぬ事によって。俺はもう立派に一つの精神として立った、これ以上殺生を繰り返す理由なんて何処にも見付からねぇよ。そもそも人は今しか生きられねぇ常に生きているのは今だ。でも「今ここ」と思ったその瞬間には既に過去になっているわけで、次々に未来が押し寄せては今を認識する間もなく過去になる「生」という刹那を証明するのは不可能だろ。証明しようとする時には常に過去のモノとなり、生きていたという記憶にすぎねぇ。つー事は、生きていようと死んでいようと、そんなもんどっちだって同じじゃねーか。だったら俺は希望に向かってスペシャルダイブ!
04レーテ
05殻
06トートロジー