ミニ・レビュー
ちょっと湿り気味の美声と、誇張のない歌がチャーミング。クラシカルな品格も高く、音域こそ違うが、キャスリーン・バトルを思い出す。録音ディレクションには本人も参加し、オーケストラと声の別録りによって十分なゴージャス感を確保。現代的な感性が光っている。★
ガイドコメント
2004年にデビュー、いきなりUKチャートを席巻した、クロスオーヴァー・ミュージシャン、メゾソプラノのキャサリン・ジェンキンスの第3作目。オペラ・アリアからポップスまで親しみやすいアルバムに仕上がった。
収録曲
01映画「ボディーガード」〜アモーレ・セイ・トゥ〜オールウェイズ・ラヴ・ユー
02我が祖国よ、汝に誓う
03歌劇「蝶々夫人」〜ある晴れた日に (プッチーニ)
04大いなる世界
05ミュージカル「オペラ座の怪人」〜ミュージック・オブ・ザ・ナイト
06歌劇「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ (プッチーニ)
07映画「ニュー・シネマ・パラダイス」〜シネマ・パラディーゾ
08歌劇「ワリー」〜さようなら、ふるさとの家よ (カタラーニ)
09アメイジング・グレイス
10ホワイトロックのデイヴィッド
11オール・シングス・ブライト・アンド・ビューティフル
12歌劇「サムソンとデリラ」〜あなたの声に心は開く (サン=サーンス)
13虹のかなたに
14帰れソレントへ
15千の風になって
16ウィール・ミート・アゲイン (また会いましょう)
17ミュージカル「エビータ」〜アルゼンチンよ泣かないで
18ユー・アー・マイ・ミラクル
演奏
キャサリン・ジェンキンス(MS) (1)〜(9)(11)〜(17)アンソニー・イングリス指揮 プラハ・シンフォニア(2)(4)(6)(9)(11)(15)ルドルフス・クワイヤー (10)C.フィンチ(HP) (18)ロマーノ・ムスマーラ指揮 オーケストラ・ディ・ローマ