ミニ・レビュー
マーラーの中でも最も身振りが濃く響きの仕掛けが少ない曲だけに、ブーレーズの知と耳が面白さに働くにはいささか、と思わせて、内外声の調合バランスによる響きの色やフレーズの区切り方など細部に耳をそばだたせ、気がつくと印象が一新している。奥義の域。
ガイドコメント
ブーレーズのマーラーの交響曲全曲録音も、第2番の発売となり、第8番を残すだけとなった。透徹したスコアリーディングで、マーラーの骨格が顕わとなった指揮ぶりは相変わらずで、新しい響きを獲得した第2番。
演奏
ピエール・ブーレーズ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン楽友協会合唱団 クリスティーネ・シェーファー(S) ミシェル・デ・ヤング(MS) ライナー・コイシング(OG)