ミニ・レビュー
むろん2曲とも柴田の作詞作曲。もっと曲を聴きたい気持ちもあるが、(1)は6分を、(2)は5分を越えで、どちらも聴きごたえ十分。淡く見えて密かに燃える柴田の純情な熱量いっぱいの歌にじわじわヤられます。尾崎亜美がよりデリケイトになったかのようだ。
ガイドコメント
印象的なメロディに自分自身を投影できるちょっと切ない歌詞、そして独特の透明感ある歌声で人々を魅了する柴田淳。本作は、出会いや別れなど人生の節目の季節である春にふさわしい内容の作品だ。
収録曲
01花吹雪
シバジュンが1年のブランクを経て放ったスロウ・バラード。それまでのイメージを一新させる切ない歌だ。桜の花びらが散る情景の中、友との別れの悲しさと新たな出会いへの期待が入り交じった思いが伝わってくる。
02ひとり芝居
1年ぶりとなったシバジュンのリスタート・シングルのカップリング曲。終わった恋の相手への、思いが断ち切れない女性心理がテーマだ。しっとりした静かなメロディ・ラインに、ため息交じりのヴォーカルが美しい。