ガイドコメント
ダブル・ミリオンを突破したデビュー作『Def Tech』に始まり、2nd『Lokahi Lani』を経て発表となる、映画『Cathe a Wave』主題歌やSony Ericssonキャンペーン・ソングなど多くのタイアップ曲を多数含む3rdアルバム。
収録曲
[Disc 1]
01Power in da Musiq〜Understanding
ホーン・セクションがカッコよく使われているこの曲は、“音楽の持つパワー”についての歌。「地位や名誉、肩書き 財産 全部取っ払った時 何が残るか!?」という、人間同士の本質的な関わりの大切さを、音楽に託して問いかける。
02Lift Up feat.Lafa Taylor
いかにもDef Techらしい、ポジティヴなメッセージにあふれたナンバー。“信”のコンパスを持って、未来に向かって前向きに突き進もうぜ、という内容の歌詞を、速めのビートに乗せて、ちょっぴり扇情的に歌い上げている。
03Irie Got〜ありがとうの詩〜
両親や友だちなど、自分の周囲のすべての人々に「ありがとう」という感謝のメッセージを贈ろう……そんな優しい気持ちがいっぱいのナンバー。心地よさ満点のバック・トラックもいい感じで、メロディの美しさも際立っている。
04Cancion de la Expasion- CANCIモN DE LA EXPASIモN -
戦争という愚かな行為、さらに、人間の本質とは何かにまで言及していく、かなり“深い”メッセージを内包したナンバーだ。Def Techが若い世代の圧倒的支持を集めているのは、こうした人間の本質へと迫る要素を忘れていないからに違いない。
05Catch The Wave
映画『Catch a Wave』の主題歌でもあるキャッチーなナンバー。波乗りを人生にたとえて、Def Techらしいメッセージを届けてくれる。歌詞、メロディ、アレンジ、ヴォーカル、どれをとっても最高の出来で、アルバム『Cacth The Wave』を代表する1曲。
06Heroes
森田昌典と阿部登によるトラック・ユニット、STUDIO APARTMENTが曲作りとアレンジで参加した作品。彼らはストリングスのアレンジにも関わっており、ラテンっぽくてダンサブルなサウンドが非常に魅力的なナンバーだ。
07Yamiagari
タイトル通り“病み上がり”のときの心情を綴ったナンバー。高熱で寝込んでいるときに限って、いろいろな後悔や願望が、ぐるぐると頭の中を駆け巡ったりするものだが、この曲は、まさにそんなときに聴くのが相応しい。
08Jawaiian Time
“ジャマイカ+ハワイアン=ジャワイアン”がトレード・マークのDef Techらしい、リゾート気分満点のインスト・チューン。わずか1分半足らずであっという間に終わってしまうので、もう少し聴いていたいと、ついつい思ってしまうほど心地よい曲だ。
09Off The Edge feat.WISE
バイリンガルMCのWISEをフィーチャーしたナンバー。ロック色の濃い、かなり激しいトラックに乗せて、WISEのラップがカッコよく炸裂する。何かをぶち破り、前進しようとするときに必要な“勇気”をくれる曲だ。
10Broken Hearts
TBSドラマ『ブラザー☆ビート』主題歌としてもおなじみのナンバー。本場アメリカのR&B/ヒップホップ色が濃いトラックに乗り、キャッチーでスムースなメロディが炸裂するが、どこか悲しげなムードも漂わす失恋ソング。
11Get Real
シンセとビート・ボックスの組み合わせがファンキーなトラック。ニートなどの問題にも言及した、社会性をはらんだ歌詞が印象的だが、この曲で歌われているのは“世間に流されず、自分だけの真実を探せ”ということだ。
12いのり feat.SAKURA
女性R&BシンガーのSAKURAをフィーチャーしたナンバー。リリカルなピアノ・ソロに導かれて始まるこの曲は、スピリチュアルなムードを漂わすバラードで、人間の気持ちの中で、最も根源的であり、最も大切なものである“祈り”について歌われている。
13No Complaints
“不満を言うのは止めよう”と歌われる、ゆるやかなレゲエ・ビートが心地よいナンバー。自分の世界を変えられるのは自分だけ。だから、不平不満を言う代わりに、人を誉めよう……という、いかにもDef Techらしいメッセージだ。
14Who's The Coolest?
ヒップホップ・スタイルの曲だが、やはり、どこかDef Techっぽい個性を感じさせる。しかも、扇情的なリリックが乗るので、ますます強力なトラックという印象。ストリート・ワイズなプレイもゴキゲンだ。
[Disc 2]〈INST.〉
01Irie Got〜ありがとうの詩〜
02Catch The Wave (acoustic ver.)
03Heroes
04Power in da Musiq〜Understanding
05Who's The Coolest?
06このまま
07Deep Blue
08いのり
09Micro's Guidance2-Mutant