ミニ・レビュー
リュック・ベッソン監督映画にインスパイアされて書いたという新境地のシングルは、シンプルなベースとドラムスがメロディとともに、身動きできない重苦しさから再び歩み出す力に変わって聴こえてきて胸に響く。TV番組や映画の主題曲になった(2)や(3)のインストも聴きもの。
ガイドコメント
2005年にデビュー10周年を迎えた山崎まさよしの、11年目の幕開けとなる9ヵ月ぶりのシングル。まさに彼らしい内容の新曲が聴ける。カップリングには映画『酒井家のしあわせ』サントラ曲を収録。
収録曲
01アンジェラ
山崎がソウルを込めながら吐息のように語りかけるミディアム・テンポのロック・ナンバー。終末観に襲われて失意の中を漂っているあなたへ、新たな希望を見つけ出すようにそっと勇気を与えてくれる。
02long yesterday
アコースティック・ギターとブルース・ハープ中心のバラード・ナンバー。日本語詞と英語詞を同じような発音で歌い、抑揚に満ちたメロディを紡いでいる。過ぎし日の思い出は、いつもせつなく甘酸っぱい。
03mud skiffle track 15 (酒井家の音楽)
マリンバ、マンドリン、アコーディオン、乾いた音色のスティール・ドラムをフィーチャーしたインスト・ナンバー。ラテン系の軽やかで明るいリズムに和風メロディを融合し、どこか郷愁を誘う作品に仕上げている。
04アンジェラ (instrumental)