ミニ・レビュー
18歳の女性シンガーのセカンド・シングル。ライヴの(3)(4)(5)で顕著な圧倒的な歌唱からも吉田美和への敬意が表われているが、彼女が手がける全曲の歌詞でも、等身大の若さを記しつつ、大切な人に親身に伝えようとする点がすでにドリカム級。大器への成長の期待大。
ガイドコメント
初ツアーの記念盤となる本作は、大ヒット・シングル「I believe」のシリアスなイメージから一転しアップ・テンポな「melody」、極上バラード「ブルーデイズ」に加え、3曲のライヴ音源も収録。
収録曲
01melody
初ツアーの記念盤として、5万枚限定で緊急リリースされることになった2ndシングル。音楽によって辛い気持ちから救われたという彼女のリアルな想いを綴った、アップ・テンポのアコースティック・ナンバー。
02ブルーデイズ
別れた恋人との永遠の誓いを想うフォーク調のバラード。ギター1本のみをバックに歌っており、デビュー1年目とは思えぬ、堂々とした歌いっぷりにただただ感心。作曲は彼女の歌の師匠でもある西尾芳彦が担当。
03melody (Live Version)
2ndシングルのタイトル曲のライヴ・ヴァージョン。伸びやかでスリリングなメイン・ヴォーカルや、後奏でリズムをなぞるように力強く歌うというスタイルは、確実にドリカムの系譜となる大物感を匂わせている。
04Sha la la (Live Version)
初ツアー“SOUNDS REAL”で披露されたライヴ・バージョン。ブルージィな曲調にあわせて、心に溜まった辛い過去を吐き出すかのように歌っている。ヒステリックに絡むヴァイオリンの音色との融合が美しい。
05ブルーデイズ (Live Version)
冒頭に素のトークが入ったライヴ・ヴァージョン。元々、アコギ1本でのバラードだが、ライヴだと語り口調の部分と狂おしく歌い上げる部分のコントラストが絶妙で、彼女が希有なヴォーカリストであることを再認できる。